釣るためにエギ(餌木)を知る

用語

漁具として昔から使われてきた餌木。現在ではルアーフィッシングのカテゴリー、ジャンル『エギング』として認知されソレは進化し続けている。
発祥からに至るまでの進化に触れ、『エギング』に一歩踏み込めば新しい何かが見えてくる…かも知れない。

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餌木の生まれを紐解く

もともとは漁具として使われていた。300年以上も昔、南西諸島の漁師さんの漁法と言われています。
漁師さんが夜、松明(たいまつ)を焚き釣りをして朝を迎え、その松明を海に捨てたところイカが抱いてきた。というのは意外にも有名なお話し。

そこから餌木が生まれ、それが南西諸島を北上し鹿児島の薩摩藩の漁師へ漁法として伝わる。そして、武士や豪商といった階級の高い者達の遊びとして楽しまれていたよう。薩摩の人達は勝負肌で、人より多く釣りたいと餌木が磨かれていった。

餌木からエギへ

餌木からエギ、少し言い方は大袈裟かもしれないが、当時は船釣りのみで、餌木=船からイカを釣る漁具  という認識だった。

1990年代、スピニングリール、ロッドがかなり進化してきた。今では考えられないがナイロンラインで餌木を使用していたが、1990年代の後半にPEラインが使われ始める。

そしてそこから劇的な進化を遂げる

シャクるエギへ

1990年代の餌木は曳く釣りとして考えられ作られていた。時代に習い沈めた餌木をゆっくり引く曳き釣り、その為形も今とは違っていた。

幅広でルアーの様にしっかりと水を受け、今の様に腰は立ち上がらず真っ直ぐなボディ。ウェイトも前方ではなくボディ中央寄りでラインテンションが抜けても水平でフォールしていた。

そこから多様化が進み、有名メーカーYAMASHITAから青野型と言われる跳ね上がりを重視した餌木が誕生。主に根、瀬周りで船からではあるがシャクりで釣るスタイルも確立されていく。
そしてもう一つ、大分型と言われる鼻、先端部が細く水を切りシャクりの抵抗を減らした形が誕生。

まさに現代のエギの原型が完成されていく。

スタイルの変化

1990年代、タックルの進化と共に餌木も進化し、いわゆるオカッパリからのイカ釣りも釣り人に認知されるが当時はナイロンライン直結。シャクらずボトム付近をゆっくり引く。曳き釣りで夜釣りがメイン。

1998から1999年代、遂にPEラインを使用したエギングが確立し、流行りだす。主に大分型が進化した形で引き抵抗を減らしてオカッパリからの使用も考慮される。
抵抗を減らす為細身のノーズは、小気味よくシャクるとダートさせる事も出来たのだが、この時はメーカーも釣り人も横方向に飛ぶダートアクションにイカが好反応を示す事は知られていなかった。

ラインアイに関しては2000年に入るまでは組み紐で作られているものが一般的。
タックルの進化もPEライン主体で進化し、餌木そのモノの良さは残し多様化が劇的に進むのである。

餌木の歴史は古くとも、エギングとしての歴史は意外にも浅いのである。

      

山陰とエギングと多様化

地元山陰でもエギングはとても人気のある釣りの一つ。

島根半島の各磯、漁港ではビギナーからベテラン勢までがエギングを楽しんでいる。
アオリイカは勿論、春のコウイカ、夏の白イカ、冬のヤリイカと年間を通して各イカと遊べるのもも魅力の一つ。

島根半島はイカ釣りに良好とされる場所が多い。
浅場から深場、藻場からゴロタ場、各場所に合わせたエギを釣り人は選択することができる。

キレのある横移動、ダートアクションに特化したモデル
どの様な状況下でも安定したフォールしてくれるモデル
縦跳ねに特化したアクション、ジャンプとも呼ばれるモデル

僕の愛して止まないDAIWAからは潮に乗せる、所謂ドリフトに特化したモデルもある。

この様に、アングラー側に選択肢が広がり、釣りの自由度は計り知れない。

最後に

早足でザックリと来てしまったが、時代と道具の進化には眼を見張るものがある。

お財布には厳しくなるが、アングラーは沢山あるアイテムから自分に合ったものを選択でき、快適に楽しく釣りをすることが可能となった。

地元、島根半島にもいろんな場所があるが、行く場所、状況に合わせることはその日の状態を把握すると共に最初の一杯に近づける。
数ある中から好きなエギを選び、現場で状況を把握。


釣れたら釣れたで、釣れないなら釣れないで何故かを考える。ダートアクションに好反応を示す個体もいれば、縦跳ねに好反応を示す個体もいる、いろんな考えや思考がルアーフィッシングのゲーム性でもある。そしてアングラーの技術、スキルアップに繋がると思う。

300年の歴史を考え、20年の進化を体感し、釣れない時にはゆっくりただ巻き。

ピシパシとアクションを加えなくても意外に釣れるのである…

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